普通のストラッチョ、スペリオーレ、フリースピリッツのクロコ・リザード・パイソンのストラッチョといろいろ見てみたが、結局はクロコのオーダーメイドをすることに決めた。
フリースピリッツのクロコに対する不満点
- そもそもカイマンはクロコダイルじゃない
- 外側が1枚革ではない
- 不満、と言うよりも要望だが、内側もリザード革ストラッチョのように開いて見えるところにクロコを張って欲しい
オーダー内容
オーダーした先は、革工房比留間さん。親子4代に渡ってクロコダイルを扱っている老舗。日本にクロコを持ち込んだ方の4代目で、エキゾチックレザー専門にやっている。切り目仕上げというスッキリとしたコバの仕上げで日本一らしい。
フリースピリッツさんのストラッチョの企画をやっていて、他にも高級クロコ財布メーカーで作製を請け負っているみたい。
オーダーの方針は、オールブラックのレザー、外はクロコの1枚革を使うこと、中にもクロコを貼ること。
具体的には下記。
- 機能はストラッチョ
- 外側をスモールクロコ(ポロサス)という最高級クロコの一枚革にすること
- 内側にも同じクロコを、フリースピリッツのリザード版ストラッチョと同じ場所に貼ること
- 札入れの牛革はブラックを使うこと
- 小銭入れの箇所にスナップをつけること→比留間さんのYouTube動画を参考
我ながら、コンパクト財布に求めるようなスペックではないなと思う。
自分は現金を使わなくて良い時はほとんどiPhone Apple Payのキャッシュにしているけど、ストラッチョは現金を全く使わなくなったとしても、カード入れとして使えそうなところがいいと思っている。
少なくとも10年、できればおじいさんになっても使い続けられるようなスペックの財布が欲しいと思ってオーダーを構築した。
オーダーをして、最初にいただいたポロサスの写真
「この革を使います」と来て、この写真めちゃテンションが上がった。
特に右の外側部分となる。1枚ががめちゃめちゃ美しく、左右対称。
欲しかったのはこういう革で作られたストラッチョなんだよなぁ、、と思った。
モノを持つ時の考え方
自分はモノは、ただ1つだけ素晴らしいベストなものを持ちたいと思っている。
財布なら財布のベスト、靴なら靴のベストのように、ベストメンバーだけで人生の相棒を構築したい。
なので、最高に探しまくるし、オーダーメイドしてでもできる限り最高のもの目指し、それを1つだけ持ちたいと思っている。
このポロサスのレザーでできたストラッチョが届いたら、もうこの先この財布が本当に使えなくなるまで一生他の財布は要らないと思う。
最高のものを調べて、職人に頼んで、追及して、素晴らしいものを目指していくというプロセスは非常に楽しい体験だった。
届いたらまた記事更新します。